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【ぬか床・ぬか漬けを冷蔵庫で保存する方法】コツや注意点を徹底解説!

米ぬかを使った昔ながらの漬物「ぬか漬け」は、健康や美容への効果が期待できると近年注目を集めています。

ぬか漬けに興味はあるけど、手入れが大変そうで避けている方や、保存方法がわからずお悩みの方もいらっしゃるかと思います。

そこで今回は、ぬか漬けの手入れの負担を減らすことができる、冷蔵庫での保存方法をご紹介!コツや注意する点などもあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

©https://www.photo-ac.com/目次 [開く][閉じる]■ぬか床・ぬか漬けの保存は常温?それとも冷蔵庫?■ぬか床・ぬか漬けを冷蔵庫で保存するメリット■ぬか床・ぬか漬けの冷蔵庫での保存方法■ぬか床・ぬか漬けを冷蔵庫で保存する際の注意点■手間がかかるぬか漬けも冷蔵庫を使えば楽でおいしい!■ぬか床・ぬか漬けの保存は常温?それとも冷蔵庫?©https://www.photo-ac.com/ぬか漬けは常温で保存されているイメージが強いかと思いますが、実は冷蔵庫での保存も可能です。

こちらでは、常温保存と冷蔵保存のそれぞれの特徴を解説していきます。

・基本は常温保存ぬか漬けの保存は、常温保存が基本です。

ぬか漬けは冷蔵庫がない時代からある食品で、保存性が高いのが特徴。

毎日ぬか床をかき回して空気を入れる必要がありますが、常温で保存するとぬか床の乳酸菌の発酵も進みやすいです。

そのため野菜への酸味と塩味のバランスが取れた、おいしいぬか漬けができます。

発酵の進みがいいため、手間を惜しんでしまうと味がすぐに変わってしまうのも、常温保存の特徴です。

ぬか漬けが好きな人の中には、この手間や変化を楽しんでいるという人も多いようです。

手入れに力を入れることで、自分の好みの味にできるというのも、ぬか漬けの魅力の一つと言えるでしょう。

・夏場は冷蔵庫がおすすめ©https://www.photo-ac.com/ぬか漬けの保存は常温が基本ですが、毎日かき回す手間やカビの発生が心配であれば、冷蔵庫での保存がおすすめです。

ぬか床で重要な役割を果たす乳酸菌が活動するときの適温は、20~25℃程度と言われています。

そのため、温度の低い冷蔵庫内では活動がゆるやかになり、発酵が進みにくくなります。

常温保存だと頻繁な手入れが必要なぬか床も、冷蔵保存であれば2~4日程度は放っておけるので、忙しい方や家を空ける予定がある方も安心です。

また、気温が高くなる夏場は発酵が進みやすく酸味が強くなってしまったり、湿気が多いためカビが生えてしまったりすることがあります。

常温保存が基本のぬか漬けも、夏場はおいしい状態を保つために冷蔵庫での保存がおすすめですよ。

■ぬか床・ぬか漬けを冷蔵庫で保存するメリット©https://www.photo-ac.com/ぬか漬けの手入れを楽にしたい人は、冷蔵庫保存がおすすめです。

冷蔵庫で保存すると、どのようなメリットがあるのかを詳しく解説します。

・混ぜる回数を減らせる常温では乳酸菌の発酵が進むため、毎日かき混ぜる必要がありますが、冷蔵庫に入れたぬか漬けであれば、かき混ぜる回数を減らすことができます。

乳酸菌には種類があり、空気に触れて繁殖する菌と、空気に触れると死滅する菌があります。

ぬか床にはどちらの菌も存在しているのですが、どちらかが多くなってしまうとシンナーのようなにおいや、靴下のようなにおいといった不快なにおいが出てしまいます。

そのため、空気に触れている表面を底側にしたり、底側を表面へ出すといったかき混ぜる行為が必要になるのです。

しかし、冷蔵保存であれば発酵の進み具合が穏やかになるため、2~4日に1度かき混ぜる程度でよくなります。

・冷たい状態で食べられる©https://www.photo-ac.com/常温で保存しているぬか漬けを冷やして食べるためには、ぬか床から出した後に1度冷蔵庫に入れる必要がありますよね。

しかし、冷蔵庫にぬか床ごと入れて保存しておけば、出してすぐに冷たい状態で食べられます。

このようにぬか漬けの冷蔵保存には、漬けたものを再度冷やす手間がなくなるというメリットもあります。

サラダのように手軽に野菜を食べる手段としてもおすすめですよ。

■ぬか床・ぬか漬けの冷蔵庫での保存方法©https://www.photo-ac.com/こちらでは、実際に冷蔵庫で保存する方法やコツなどをご紹介します。

これからぬか漬けの冷蔵保存にチャレンジする予定の方は、ぜひ参考にしてくださいね!・平にして空気を抜くぬか床はかき混ぜたら表面は平らにして、上から軽く押さえてから保存します。

かき混ぜるときのポイントは、底からすくうように表面へ返すこと。

先ほどもご説明した通り、ぬか床には空気に触れると繁殖する乳酸菌と、空気に触れると死滅する乳酸菌があるため、まんべんなくかき混ぜる必要があります。

かき混ぜたら上から軽く押さえて、中の空気を抜きます。

ふたや容器のふちについたぬか漬けのカスは、カビなどの原因になるためこのときに取り除くようにしましょう。

・定期的に常温にして発酵を促す©https://www.photo-ac.com/冷蔵庫で保存しているぬか漬けのおいしさを保つためには、たまに常温にもどしてあげることも大切です。

冷蔵庫で保存すると手入れが楽になるというメリットがありますが、乳酸菌のはたらきが弱くなってしまうというデメリットもあります。

おいしいぬか漬けをつくるコツは、2週間に1度は常温にもどして発酵を促してあげること。

冷蔵庫から出すと、結露が発生してつゆがぬか床や容器についてしまうことがありますが、過剰な水分はカビの元になるため、容器についた場合はキッチンペーパーなどで拭き取っておきましょう。

■ぬか床・ぬか漬けを冷蔵庫で保存する際の注意点©https://www.photo-ac.com/メリットが多い冷蔵庫での保存ですが、注意点もあります。

おいしいぬか漬けをつくるためにも、以下のことをには気を付けておきましょう。

・しっかり熟成させてから冷蔵庫へつくったばかりのぬか床を、すぐに冷蔵庫へ入れるのはやめましょう。

ぬか床が熟成する前に冷蔵庫へ入れてしまうと、乳酸菌が発酵しづらくなってしまいます。

塩分と酸味のバランスが取れたおいしいぬか漬けは、しっかり熟成されているぬか床で漬けられることが条件です。

ぬか床を一番最初に用意する際は常温でつくり、最初の10日間は1日に1~2回かき混ぜることが理想です。

そうすることで、ぬか床の乳酸菌が増えてうまみのあるぬか漬けをつくることができます。

すでに熟成されたぬか床を分けてもらった場合は、すぐに冷蔵庫へ入れてしまっても大丈夫ですが、そうでない場合はまずは常温で育てることが大切です。

ぬか床を発酵させるのに適した温度は25℃前後です。

真夏のように30℃を越えるような場合は、発酵が進み過ぎてしまうこともあるので、扱いが難しくなってしまいます。

もし、これからぬか床つくりに挑戦してみようと思っている方は、春か秋ごろにはじめてみるとよいでしょう。

ぬか床を室温で熟成させるのにちょうどよい季節なので、この時期にはじめれば失敗も少なくなるはずです。

・急ぎの場合はカットして漬ける©https://www.photo-ac.com/きゅうりのような漬かりの早いものは縦半分に、人参のような漬かりにくいものは4等分にするなど、食材に合わせてカットすると早く漬かります。

常温で漬けるのであれば、きゅうりは丸ごとでも4~5時間ほどで漬かりますが、冷蔵庫のぬか床に漬けようとすると、半日~1日程度はかかってしまいます。

漬かるまでの時間が長く、食べたいときに食べられないのは不便ですよね。

早く食べたいときなど急ぎの場合は、野菜を切ってから漬けることをおすすめします。

・ぬか床に入れないほうがよいもの生の魚や肉アクの強い野菜においの強い野菜水分が多すぎるもの生の魚や肉は、他の食材が傷む原因になるのでぬか床を別にして漬けましょう。

漬けた後のぬか床は容器にもどさずに廃棄します。

野菜は水分が多すぎるものや、アクやにおいの強いものを漬けるのはあまりおすすめしません。

水分が多いトマトなどをぬか漬けにすると、ぬか床に水分が出てしまいカビが生える原因になります。

ほうれん草やウドなどのアクが強い野菜は、ぬか床の風味を変えてしまうので避けたい食材です。

また、ニンニクやニラなどのにおいの強い野菜も、ぬか床の風味を変えたりほかの野菜ににおいが移ってしまったりするので注意が必要です。

これらの食品をぬか漬けにしたい場合は、ぬか床を分けて漬けるようにしてくださいね。

■手間がかかるぬか漬けも冷蔵庫を使えば楽でおいしい!©https://www.photo-ac.com/今回はぬか漬けの基本の保存方法や冷蔵庫での保存方法、コツや注意点などをご紹介しました。

常温で保存すると手のかかるぬか床も、冷蔵庫で保存すれば手入れがグッと楽になります。

ぬか漬けはぬか床の様子を見ながら手を入れることで、おいしく出来上がる発酵食品です。

これまで手入れが面倒で手が出せなかったという方も、冷蔵庫を上手に使って、おいしいぬか漬けづくりにチャレンジしてみてくださいね。

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