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粋を極めた、これぞ山田和樹&日本フィル

山田和樹(C)堀田力丸今度は、何を、どうやって?----9月は、今年にかぎったことではないが、これが気になる。

山田和樹のふる日本フィルである。

この列島で、西洋芸術音楽が生まれ育ったヨーロッパからはなれた極東の島国で、どんな「芸術音楽」が、「オーケストラ音楽」が生まれたのかを、山田和樹は掘りおこそうとする。

【チケット情報はコチラ】まず三善晃《ピアノ協奏曲》。

第二次世界大戦が終結し、まだ海外渡航者がわずかしかいなかった時期にフランスに留学、かの地の音楽を吸収し、書き下ろされた作品だ。

いま聴いてもフレッシュで、デリケートでありながらもアグレッシヴな、簡潔な音楽。

音色の美しい萩原麻未がソリストなのもうれしい。

三善晃とつながりが深いフランスの作品がつづく。

プーランクとデュティユー、ともに作品は「交響曲」の体裁をとりつつ、前者は軽妙さをうちだす「シンフォニエッタ=小交響曲」、後者は、「ル・ドゥーブル」、英語でいうなら「ザ・ダブル」を副題に持つ。

分身・もうひとつの自分、であり、鏡やエコーといったニュアンスも。

これ、指揮者の前に12人からなる小オーケストラが、その背後に通常の三管編成のオーケストラが位置する、文字どおりの「ダブル」。

… : ふたつのオーケストラがモティーフを、音色を、リズムを投げ、…>>123>>この記事が気に入ったら、こちらもチェック!今ならなんと初回20%off!「子ども服」をおトクに手に入れるには?定価で買うにはちょっと手がでないブランド服から普段着まで! いろいろ揃ってます。

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