サワーってどんな飲み物?実は知らないチューハイとの違いを徹底検証!
大衆居酒屋でもよく見かける「サワー」について、どんなものであるか説明できるでしょうか。
大手飲料メーカーからも缶のサワーが多く発売されているので、飲んだことがある人は多いはず。
しかし、そんな缶のサワーは「缶チューハイ」と呼ぶこともありますよね。
現代の日本では、サワーとチューハイが同じものだと認識されてしまっていますが、実は違いがあるのです。
今回は、サワーとチューハイの違いを徹底的に検証していきます。
@https://www.photo-ac.com/■サワーとはサワーと言えば、炭酸水で割ってあるお酒をイメージする人が多いのではないでしょうか。
大衆居酒屋でも、レモンサワーやグレープフルーツサワーなど、お酒に果汁と炭酸水を混ぜたものが「サワー」と呼ばれていますよね。
もちろん、それは間違っていません。
そして、サワーと呼ばれるお酒にはたくさんの種類があります。
レモン・グレープフルーツのほかに、梅サワーやバイスサワーなど、多数の種類があることも魅力のひとつでしょう。
また、ビールよりも価格が安いということもあり、サワーを好む人は多いですよね。
・サワーは「酸っぱい」という意味@https://o-dan.net/ja/そもそもサワーの語源は英語の「sour」で、酸っぱいという意味を持っています。
本来のサワーは、レモンジュースが用いられるのが定番だったため、レモンの酸っぱさから「サワー」と呼ばれたのかもしれませんね。
ただ、現代の日本やアメリカでは、サワーに使われるものはレモンジュースに限らないのです。
日本でサワーと呼ばれるものは、ベースはスピリッツであり、さまざまな果実のジュースと、甘味成分のあるソーダを加えてつくられたものとされています。
・サワーのベースはスピリッツ@https://o-dan.net/ja/日本でのサワーのベースはスピリッツだと前述しました。
スピリッツとは、アルコール度数が高い蒸留酒のことを指します。
スピリッツと呼ばれるお酒は、ジン・ウォッカ・ラム・テキーラなど、色の薄いスピリッツ(ホワイトスピリッツ)であることが多いです。
サワーに使われるのも、このホワイトスピリッツであることが多いですね。
・甘いサワーもある@https://o-dan.net/ja/サワーの語源は「酸っぱい」という意味でしたが、甘いサワーも存在します。
ももサワー、カルピスサワーなど、酸味よりも甘味を強く感じるサワーが多く流通していますよね。
現代では「スピリッツを炭酸水と果汁で割ったもの」を、サワーと呼びますし、炭酸水や果汁に糖分が使用されていれば、酸っぱさよりも甘さが勝ってしまうのです。
もともとのサワーの成り立ちから、時代に合わせて変化していった末に、誰にでも飲みやすい甘いサワーが研究されたのでしょう。
■サワーに似ている『チューハイ』とは@https://www.photo-ac.com/サワーと同義語で「チューハイ」というお酒もあります。
たとえば、缶入りのサワーのことを「缶チューハイ」と呼んだり、レモンサワーのことを「レモンチューハイ」と呼んだりしますが、たいていの人が同じものを思い浮かべるでしょう。
周囲の人に合わせるなら、サワーと呼んでもチューハイと呼んでも差し障りありません。
けれど、本来の意味は違うということを知ると、楽しみ方の奥が深まりますよ。
・『焼酎ハイボール』の略@https://o-dan.net/ja/「チューハイ」と呼ばれていた、もともとのお酒とは「焼酎ハイボール」のことです。
そもそも、ハイボールとはウイスキーやブランデーを炭酸水で割ったもののことですよね。
そのベースを、ウイスキーではなく焼酎に変えたものが「焼酎ハイボール」なのです。
さらに、ハイボールとの違いは、果汁やシロップを加えるかどうか…という点です。
ハイボールは、基本的にレモン果汁くらいしか足しませんよね。
しかし、焼酎がベースのチューハイの場合、炭酸で割っただけだと味気ないこともあるので、飲みやすくするために果汁や甘味シロップを加えていることが多いです。
チューハイに使う焼酎も蒸留酒ですし、炭酸水や果汁を使うということもサワーと同じですよね。
なので、チューハイとサワーが混同して流通していった結果、同じものを指す言葉として認識されたのでしょう。
・チューハイのベースは蒸留酒@https://o-dan.net/ja/チューハイが広まった理由の一つに、本格的なハイボールよりも低価格でつくれるという特徴があります。
それは、チューハイのベースになるのは、風味があまりない甲類の焼酎であることが多いから。
風味が弱い甲類の焼酎とは、ほかのお酒に比べて低価格で買えるので、一般的だったのでしょう。
今でも、大衆居酒屋でチューハイと言えば甲類の焼酎ベースであることがとても多いです。
しかし、缶入り飲料の業界では少し違ってきていますよ。
・『ストロング系』が人気拡大中@https://o-dan.net/ja/缶チューハイをよく飲む人なら「ストロング系アルコール飲料」がどんなものか知っているでしょう。
ビールなど通常の缶入りアルコールの平均度数が5%のところ、ストロング系チューハイは9%以上が基本です。
つまり、アルコール度数が強いから「ストロング」なのですね。
そのストロング缶の特徴として「酔いやすい」「飲みやすい」というものがあげられます。
アルコールの高さを隠せるほど飲みやすくなるのは、甘味や酸味がちょうどいいから。
そして、焼酎ベースではなくウォッカやラムなどを使い、強い果汁風味を足して、くせのない風味に仕上げているのです。
手軽に買えて、美味しくすばやく酔えるので、ストロング系のチューハイが人気になったのでしょう。
しかし、そのアルコール度数の高さゆえに問題視されていることもあるので、飲み過ぎには注意です!■サワーとチューハイはどう違うの?@https://o-dan.net/ja/サワーとチューハイの違いについてご説明しましたが、具体的には「大まかに分類すればサワーの種類の中にチューハイがある」という表現になります。
そして、現代の日本ではどっちの呼び方をしても通じることが多いので、呼び名にこだわることはなさそうです。
ただ、本格的なバーでは本来の意味を使用するので、恥をかいてしまう可能性がありますよ。
普段はその場に合わせた呼び方をしても問題ありませんが、格式高いバーに行くときのために、違いは理解した方がいいかもしれません。
つまり、チューハイは焼酎ベース、サワーのベースはホワイトリキュール全般という基礎知識だけ覚えていれば、困ることはないでしょう。
・レシピの違いはほぼなし!?@https://o-dan.net/ja/前述のとおり、焼酎ベースでつくられたチューハイもサワーに分類されるので、レシピに違いはありません。
使用するベースのお酒が違えば、それなりに味も変わりますが、割りものの炭酸水や果汁シロップの味でかき消されてしまうことも。
チューハイだからこうつくる、サワーだからこうつくる…という決まりはないのです。
・レモンハイはチューハイ?サワー?@https://o-dan.net/ja/居酒屋などのお店のメニューには「レモンハイ」と呼ばれるお酒があることが多いです。
このレモンハイはいったい何かと言うと「レモンチューハイ」のこと。
略称すると、レモンハイになるのですね。
レモンチューハイなので、ベースは焼酎であることが多いでしょう。
40代〜60代くらいの年齢の人たちは、レモンサワーやレモンチューハイと呼ぶより、レモンハイという呼び名の方が親近感があるようです。
・関東と関西で呼び方が違う@https://o-dan.net/ja/焼酎・レモン果汁(シロップ)・炭酸水でつくられたお酒のことを、あなたは普段なんと呼ぶでしょうか。
サワーと呼んでもチューハイと呼んでも自由ですが、馴染みのある呼び方には地域差があるようです。
この作り方をしたお酒のことを、関西地域ではレモンチューハイ、関東地域ではレモンサワーと呼ぶのが一般的。
もちろん、レモンに限らず、梅やグレープフルーツを使ったお酒でも、チューハイorサワーと呼び方がわかれるのです。
地域ごとに流行ったものの歴史は違うので、親しみやすい呼び名も違うのでしょう。
■サワーとハイボールの違い@https://www.photo-ac.com/サワーもハイボールも、蒸留酒をベースにしてつくられているものです。
レモンサワーとハイボールを目の前に出されて、見た目だけで判別しろと言われたら、ちょっと難しいでしょう。
スライスレモンが乗っていれば、なおさらどっちがどっちかわかりません。
飲めば違いがわかる人もいるかもしれませんね。
では、サワーとハイボールの決定的な違いとは何でしょうか。
・ハイボールのベースはウイスキー@https://o-dan.net/ja/サワーのベースがホワイトスピリッツであることに対し、ハイボールのベースはウイスキーです。
ウイスキーはもともと「ダークスピリッツ」と呼ばれ、カラメル風味の色がついたお酒でした。
しかし、最近のウイスキーでは無色に近い色のものも多く、炭酸水で割ると色味がわからなくなることも。
ただ、見た目ではサワーとハイボールの違いがわからなくとも、ひと口飲めばウイスキーの味によって判別できるでしょう。
また、ウイスキーをベースにしたハイボールにおいては、レモン以外の果汁をいれる飲み方はあまりしません。
ウイスキーとの相性がいい果実は、レモンなのですね。
・ハイボールはカクテル!?@https://o-dan.net/ja/実はカクテルの定義はとても広く、ジン・ウォッカ・ウイスキーなどのアルコール度数の高いものを何かで割った飲み方全般のことを指します。
つまり、ウイスキーをベースにしてつくられているハイボールも、カクテルのひとつなのです。
カクテルと言うと、バーテンダーがシェイカーでシャカシャカしたもの…というイメージがある人も多いですが、ハイボールのようにシェイクしないカクテルもあるのです。
炭酸水が入っているカクテルはシェイクできないので、混ぜる(ステア)だけです。
■サワーの定義を知れば、ベースのお酒の味を楽しむことができるかも!?@https://www.photo-ac.com/なんとなく飲みやすい…という理由でサワーを好んでいた人もいることでしょう。
しかし、サワーの定義を知れば、ベースとなるお酒が何であるのか気になってきませんか?缶チューハイを買うときや、お店でサワーを頼むとき、ベースのお酒が何であるのか調べるといいですよ。
特に、焼酎が苦手だったり、ウォッカが苦手だったりと、酔いやすいお酒の種類がある人なら、サワーのベースを知ることは大事でしょう。
サワーは果汁やシロップのおかげで飲みやすくなってしまうので、苦手なお酒でも気づかず飲んでしまうことがあるのです。
お酒の味をより楽しむため、また、いつの間にか悪酔いしているという事態を避けるためにも、サワーの成分に気をつかってみてくださいね!オススメのレシピはこちら↓レシピトマト・ショウチュウ白色とトマトのピンクがキュートなカクテル。
よく混ぜてから飲んで下さい。
トマトとカルピスの相性もよく…–関連リンク【おうち居酒屋開店!簡単時短おつまみレシピ】【夏のイベントにもっていきたい!オシャレおつまみ】水を使わない“100%チョコレート”かき氷、濃厚チョコ専門店「ソコラ」で-オレオやパイを併せてサーティワン「ザ・クラッシュソーダ」ピーチ&グレープとメロン&ブルーの2種「生パッタイ専門店」銀座にオープン、日本初“真空自家製麺”のもちもち食感&新作オムパッタイもこの食コラムに関連するレシピアボカドのサワークリーム和えサワークリームゼリーベーコンのサワークリーム炒めキノコのサワークリーム煮サワークリームの卵ココットサワークリームのピザトーストサワークリームのせポトフパスタサワーチェリーのクレープ包みカリフラワーのサワークリーム炒め小イカのサワークリーム炒め今あなたにオススメ