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「疲れない・ラブラブ続く・愛が深まる」の秘訣は『ゆるゆる交際』にある

どうもあかりです。

何年も付き合って、最終的に婚約や結婚に至るカップルにその秘訣を聞くと、「え~。

あんまり近すぎない関係でいることかな~」「よい意味でテキトーに付き合うこと」「ほどほどに相手を好きでいること」みたいな意外に"間の抜けた"回答が返ってきて驚くことが多いのですが、さすがに長寿カップルの多くがこの種の回答をしてくるからには、そこには見逃せない真理があるはずです。

そこで今回は、そういった長寿カップルが実践している交際術を「ゆるゆる交際」と名付け、そのメリットや、具体的な実践方法についてご紹介していこうと思います。

writer:遣水あかり「ゆるゆる交際」のメリットそもそもどうして、「ゆるゆる交際」をしているカップルが長続きしやすいのでしょうか。

それぞれのメリットについて順に丁寧に説明してみたいと思います。

疲れない「恋愛疲れ」という言葉を聞いたことがあったり、あるいはご自身で経験されたことがある方もいるかもしれません。

恋愛って楽しいだけじゃなくて、体力も気力も必要な"総合格闘技"ですから、頑張りすぎるとどうしても疲れてしまいます。

典型的なのが、深夜遅くまでケンカをしてしまったりして翌日疲れ果ててしまうケース。

それこそ学生時代であれば、次の日授業中寝ていればそれでいいので大したことはありませんでしたが、社会人ともなるとそうともいかず、あまりにもそういうことが何度も起こると「ああ、今のまま付き合い続けるの正直無理があるかもな……」なんて薄々感じたりするはずです。

「ゆるゆる交際」は、こういう恋愛疲れとは無縁のお付き合いにも繋がるものです。

どうして繋がるかは、後で詳しくお話ししますね。

だからこそ、いつまでも無理なく続けられるし、お互いが「もう無理……」となることがない。

これがひとつめの大事なメリット。

ラブラブ続く「ゆるゆる交際」には、「ラブラブが続く」というメリットもあります。

なぜでしょうか?恋愛において「この人を自分のものにしたい」という欲求って、それ自体がものすごく強い愛情なんですよね。

だから交際前の「付き合うか付き合わないか」みたいな微妙な時期って、相手のことが気になって気になって仕方がないですが、この時期はまさに「この人を自分のものにしたい」という欲求が脳内を支配しまくっているわけです。

ですが、交際後に一気にガっと距離を縮めて、「会える日はできる限り会うように、LINEも毎日欠かさず送り合う」みたいな「ガチガチ交際」をしていると、あっという間に「この人が自分のものになった」感じがして、言ってしまえば、悪い意味での満足感がお互いの間に漂ってしまうのです。

それよりも、交際後も交際前のようにゆるゆると程よい距離感で交際を続けることで、「まだこの人は完全にじぶんのものにはなっていない」という状態を保つ。

そしてお互いがこう感じ続けることで、お互いの相手に対する愛情もキープされていく、ということです。

愛が深まる「愛は会わないときにこそ育つ」これは私たちが恋愛をする上で絶対に忘れてはならないスローガンです。

恋人に会えなかったり、連絡をとることができなかったりするときには、自然と、相手のことをひとりで考える時間が生まれます。

そして、対面やオンラインで直接コミュニケーションをとっているときよりも、こうしてひとり相手のことを想っている時間にこそ、「好き」という気持ちは少しずつ育っていくもの。

大事なものこそ、あえて少し目を離して放置しておくことで、うまい具合に事が進んでいくというのは、恋愛にも当てはまるのですね。

「ゆるゆる交際」には、一見ドライな関係に見えつつも、実際にはその裏でお互いが相手に対する気持ちを育むのに役立つというメリットもあるのです。

「もうちょっとゆるゆるお付き合いしてみたら?」と感じる交際の例「ゆるゆる交際ってなんだ?」と考えてみるときには、逆に、「こういうお付き合いをしている人は、もうちょっとゆるゆるしてみたら?」というカップルの例を挙げてみるとイメージしやすいかもしれませんので、早速いくつかご紹介していこうと思います。

会い過ぎ先ほども少しだけ触れましたが、「会い過ぎる」というのはカップルにとってあまりよろしいお付き合いの仕方じゃありません。

彼氏か彼女のどちらかが「好きだし会えるだけ会いたい!」と思い、それに応える形でふたりでなるべくたくさんデートを重ねているカップルをよく目にします。

しかし、会い過ぎることによって単純にデートの「行き先」や「やること」が底をついてしまい、「もう、行きたいところとかやりたいこととかなくなっちゃったね……」という悲しい状態にもなりかねません。

また、いくら好きでも、恋人と会うことによって自分の時間や趣味やプライベートや仕事の時間が削られてしまい、結果的に「恋愛疲れ」になってしまう危険性も無視できません。

急ぎ過ぎ「関係を急ぎ過ぎる」というのも要注意な付き合い方です。

たとえば、まだ付き合って間もないのにいきなり同棲をしようとしたり、場合によっては「結婚」というフレーズをガンガン使って、とにかく相手の足場を固めてしまおうとする作戦を使う人は、男女限らず少なくありません。

しかし、そんなふうに関係を急ぎ過ぎては、先ほどお話した「この人を自分のものにしたい」という欲求が全然続きません。

たとえば彼氏の立場で、彼女が「すぐに同棲しよ」なんてことを言ってきた瞬間に「ああ、俺はもうこの子のハートを全部奪ったんだな」と感じてしまい、そこから先は、「彼女をもっと俺に惚れさせたい」みたいな気持ちを抱かなくなるおそれがあるのです。

エッチし過ぎピンポイントですが、付き合ったからといっていきなりエッチをし過ぎるのも少し考えものです。

とくに男性は、付き合ったとたん「付き合ったからにはたくさんエッチしたい!」という欲望を隠そうともしませんが、彼女が毎回のようにこれに応じてしまっていると、彼氏は早い段階で満足感を覚えてしまうことになりかねません。

これも「この人を自分のものにしたい」という欲求がすぐに満たされてしまうケースに当たるわけです。

話し過ぎ/聞き過ぎお付き合いをしたのだから、たくさんいろんなことをお話しして仲を深めるのはいいことですが、いきなりデリケートでセンシティブでディープな話をしまくるというのも考えものです。

たとえば、元恋人などからされたヒドイこと、結婚に関する具体的な願望、といった話題は、ついつい交際直後の段階で「もう付き合ったし、いいよね!」と軽いノリでガンガン話しまくってしまう人が多いのですが、こういうのをいきなりされると、どうしても戸惑ってしまいますし、「恋愛疲れ」の原因にもなってしまうものだと思います。

「付き合った」とは言え、ほとんど他人に毛が生えたようなレベルの関係性でしかありませんから、「何でも話していい。

聞いていい」と誤解してしまうと、「重いやつ」と誤解されてしまうかもしれませんよ……。

「ゆるゆる交際」のための3つのヒント基本的には、今さっきご紹介した3つの「〇〇過ぎ」の例の裏返しを実践してもらえれば十分にイイ感じの「ゆるゆる交際」ができあがると思うのですが、さらに追加で、「ゆるゆる交際」のためのヒントを3つピックアップしてご紹介してみようかなと思います。

「会っても何もしない時間」を作ってみる私たちは、デートとなるとついつい無意識にいろいろと予定を詰め込んでしまいがちです。

「あのお店に行きたい」「こんなことがしたい」みたいな感じでね。

ですがあえて、「会っても何もしない時間を作ってみる」というのにもたまには挑戦してみてほしいなって思います。

「気まずい沈黙が流れたらどうしよ……」とか考えると、たしかに少し勇気がいることでもあるのですが、例えばふたりで一緒に部屋でまったりしていて、しかもお互い話さず、スマホを見たり、読書したりをしている時間って、それだけで十分に心地いいし、全く気疲れもしないから、実際かなり幸福度が高かったりするんですよね。

それに、別々のことをしててもお互いがそばにいる恋人のことを頭の中で意識はしているので、「相手のことを想っている時間にこそ愛情が育つ」という効果も期待できます。

「できるだけ長く会おう」をやめてみる「できるだけ長く会おう」と考えがちかもしれませんが、これは必ずしも正解ではないんですよね。

むしろ、「4時間会えるけど、今日は2時間だけにしておく」という選択も、「ゆるゆる恋愛」のためには賢い判断だったりもするのです。

先ほどもお話ししましたが、やっぱりデートというのは、身体も心も疲れます。

仕事でバタバタしているときに、週末予定がないからってフルでデートをしたら、「恋愛疲れ」の原因にもなるんじゃないでしょうか。

そういうときに、日曜日は予定があることにして、土曜日だけデートにする。

それで、半分は彼氏と、半分は自分だけの時間にして、ひとつの週末でドキドキとリラックスの両方を満喫する。

しかもこうやってこういう交際こそが、いつまでも楽しく続けられる恋愛の秘訣です。

「音信不通」を怖がらないいつでもどこでも好きな人と繋がっていたいという気持ちが技術の力で叶ってしまう時代ですが、先ほどもお話したように、ひとりで相手のことを想っている時間にこそ愛情は育ちますから、「音信不通」を怖がらず、むしろ「知らせがないのがいい知らせ」という精神で、LINEや電話を極力使わずに、恋人と会えない期間を楽しみましょう。

また、彼氏が仕事で忙しい場合には「平日にも彼女から連絡来るから返さなくちゃー面倒!」というのが「恋愛疲れ」のきっかけとなりがちですが、こういうデメリットも避けられますね。

あとは単純に、会えない期間にあえて「音信不通」でいることで、「会いたい」気持ちはお互いに募るし、また、「話したい話題」もお互い溜まっていくので、次のデートが断然盛り上がるというメリットも見逃せません。

みんなもぜひ、今日から彼氏と一緒に「ゆるゆる交際」を始めてみてはいかがでしょうか。

ではまたお会いしましょう。

(遣水あかり/ライター)(ハウコレ編集部)

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