相手と仲良くなりたいときに使える「空気あわせ」の法則
会話が苦手な人でも、相手と空気をあわせることで、相手に「私はあなたと仲良くなりたいですよ」とか「私はあなたに興味がありますよ」を伝えられることをご存知でしょうか?今回は「空気あわせ」とは一体何なのか、そして空気あわせの方法をお話していきます。
writer:吉井奈々532同じものを注文してみよう例えば、カフェで相手がアイスコーヒーを注文したら、同じようにアイスコーヒーを頼んでみましょう。
そして相手が一口飲むタイミングで自分も一口飲む、相手が飲み終わるタイミングで自分も飲み終わる、そんな感じで相手と呼吸をあわせてみましょう。
こんなことで?と思うかもしれませんが、実はこれ、自然と一体感を演出できるんです。
飲み会ではよく「とりあえずビール!!」と注文しますね。
そうすると、みんなと同じタイミングで、揃って「乾杯!!」と飲み始める。
この瞬間、一体感が気持ちよかったりします。
もちろん、みんなと同じでなきゃいけない、合わせなきゃいけない、なんてことはありません。
しかし、さりげなく同じものを同じように味わう、共感しあうことが「この人とは馬が合う」「なんだか居心地がいい」という関係性になっていくのです。
色をあわせる私が昔、水商売をやっていた時によく使ったのですが、もしお客様がオレンジ色のネクタイをしていたら、楽屋へ一度戻ってオレンジ色のドレスに着替えたり、オレンジ色の小物を取り入れたりするようにしていました。
相手と同じ色をつけるだけで、同じ色好き同士になれるし、共通点があることで相手はあなたに心を開きやすくなります。
相手を観察してみてください。
「いつも黒い服を着ているな」とか「いつも差し色は赤が多いな」とか「〇〇のブランドが好きなんだな」とか「星柄が好きなのか」とか「小物は革製品やスタッズ系が多いな」とか、いろいろ見つけられるハズ。
そのポイントを次に合うときのコーディネートに取り入れてみましょう。
テンションをあわせる相手とテンションをあわせることも重要です。
たとえば相手がゆっくり話をするタイプなら、あなたもゆっくり話をする。
相手が早口の人なら、あなたも早口で話す。
テンションが高めだったら、あなたもテンションを高めに対応する、などなど…こんな小さな「ささいなこと」ですが、これをコツコツと相手にあわせることがとても大切になります。
話し方、動作を真似る例えばギャル(もう死語?)を想像してみてください。
同じようなギャル語というような口調だったり、ファッションでいることで、相手と仲良くなれる気になりませんか?語尾とか口調でも自分「これってうまくない?」相手「そうだね!うまいよね!」と自分にあわせて回答されるとつながっているような気持ちになります。
それを自分「これってうまくない?」相手「そうだね、とても素敵な味がするね」と返されてしまうと、なんだかこの人とはちょっと合わない気がする…と思ってしまいませんか?そういうちょっとしたニュアンス、言葉のはしばしをあわせるだけで「もっと話をしたいな」「また会いたいな」と思われるようになるのです。
吉井奈々からのメッセージこれらは、どれか一個だけをやるのではなく、「ささいなこと」を少しずつ積み重ねていくことが、とても大切なことになります。
「この人とは馬が合うな」「なんだか居心地がいいな」「もっと話をしたいな」「また会いたいな」こう思ってもらえたら、とても嬉しいですよね。
人はそういう人を「魅力的な人」とも言います。
空気合わせ、大切にしてみてくださいね。
(吉井奈々/ライター)(ハウコレ編集部)532