愛される「大人な女性」に学ぶ彼氏とのコミュニケーション術
どうもあかりです。
学生の頃は「大好き」「俺も大好き!」みたいな単純な気持ちのやりとりだけで恋はなんとかなっていたものですが、大人になると、良くも悪くも人は賢くなるし、また仕事で忙しくなるので、お互いに相手のことを「好き」でいることは当然として、相手に対する気持ちをどういうふうに伝えていくかという点がとても重要になってきます。
そして、彼氏との関係をうまく構築し、発展させられている大人な女性というのは、この「伝え方」つまりコミュニケーション力が非常に高いんですよね。
今日はそんな「大人の女性」像を通じて、彼から「彼女、大人だな」と評価されたり、またそれによってもっと深く愛されるために必要なコミュニケーション術について学んでいこうと思います。
それでは、見ていきましょう。
writer:遣水あかり《デート中のコミュニケーション術》「デート」というのは、基本的にコミュニケーション会話で成り立っているものです。
だからコミュニケーションがうまくいけば、必然的にデートもうまくいく。
そして、大人の女性は必ずと言っていいほど、「聞き役」に徹するのが非常にうまい。
「聞き上手」というやつです。
「聞き上手」の本当の意味「聞き上手」と聞くと、「あいづちが上手」な人を思い浮かべるかもしれませんが、これは違います。
そもそも聞き上手な女性が愛されるのは、たくさん彼氏の話を聞いて、結果的に彼氏について誰よりも詳しくなって、彼氏から「この子は誰よりも俺のことを理解してくれてる」と思われるから。
あいづちをいくら上手に頑張ったところで、彼氏から深い話を引き出せなければ意味がないのです。
あいづちよりも質問上手にあいづちを打とうとばかり思ってしまうと、話の流ればかりを意識して、多少よくわからない話しでも「うんうん」「そうなんだ」とか調子のいいことを言ってしまいます。
しかし本当の「聞き上手」は、話の流れを切ってでも、わからないことには「それって何?」と聞くのです。
考えてみれば、当たり障りのないあいづちよりも、「それって何?」「どうして?」と聞いてくれる相手の方が、はるかに自分の話に興味を持ってくれていることが分かります。
それによって彼はあなたに対してもっともっと深く、いろんな話をしてくれるようになります。
自分の意見も添えてみる「聞き上手」という言葉を強く意識すると、自分の意見を言うのをためらってしまうかもしれません。
しかし、真の「聞き上手」は、適度なタイミングで「私はこう思うな」と自分の意見や感想を伝えられるのです。
なぜなら男性は「議論」をするのがとても好きです。
ただ単に「そうなんだー」と一方的に聞き役に回られるよりも、相手が自分なりの考えを伝えてくれた方が、どんどん議論を深めていくことができると思っているから。
だから、「私は」と自分なりの意見を添えながら彼の話を聞いてあげることで、彼にとっては「たくさん話してあげたい相手」になっていくのです。
ケンカでのコミュニケーション術子供っぽいカップルでも大人なカップルでも、ケンカをするときはするものですが、圧倒的に違うのは、「ちゃんと『話合い』としてのケンカができているかどうか」です。
その違いを生むのは、ふたりの間に「ケンカのルール」が共有されているかが重要になってきます。
大人の女性は、自分から率先してこのルールを実践し、ときには彼氏に「ケンカのときにはこういうことをしちゃダメだよ」と伝えながら、「話合い」としての意義あるケンカを作っていくことができるのです。
ルールその1:ケンカの目的を伝えるケンカをしていると、だんだんと「相手を言い負かす」ことが目的になって、「好きだからこそ、ちゃんと問題を解決したい」という本来の目的を見失ってしまいがちです。
たとえば、彼が他の女性と必要以上に仲良くしている気がして、それが原因でケンカになったとき「他の女子と会わないで!」と「手段」の部分だけを伝えてしまうと、彼氏は「俺は浮気なんてしない」とか言い返してしまって余計なところに火が回ってしまいます。
そうなる前に、「私は心配性だから、ただの女友達でも、あんまりにも仲が良さそうだと心配しちゃうんだよね」という目的をハッキリと彼氏に伝えることで、「彼女が心配しないようにするために、どう折り合いをつければいいか」という生産的で方向性を見失わない「話合い」としてのケンカができるようになるはずです。
ルールその2:必ず「ゆずりあう」ケンカをするのは、必ずふたりの意見や価値観が食い違っているときです。
そのために「どっちが正しいか」「どっちの言い分を採用すべきか」といった裁判のような構図になりがち。
しかしこれでは、まさしく「相手を言い負かす」ことが目的になってしまって、よろしくない。
そもそも恋愛に絶対的な正解なんてあるわけがなくて、正解があるとすればそれは「カップルがふたりで話し合って決めたこと」だけなのです。
この正解に至るためには、ふたりの意見のどちらを採用するかじゃなく、ふたりで話し合い、ゆずりあいお互いの意見の中間が何かを考えることが大切なプロセスです。
「どっちも間違ってない」ことをまず意識して、自分の意見の正当性を押し付けることをやめる。
そしてはじめから「ふたりともが納得できる落としどころはどこかを『ふたりで一緒に』考える」。
ケンカをこういうルールで進めようとするだけで、相手を否定したり非難したりするような発言がなくなり、そして仲直りをした後もお互いにわだかまりなく再スタートすることができるようになるはずです。
「好き」のコミュニケーション術よく「『好き』は言葉にして初めて相手に伝わるもの」と言いますが、これはたしかにそのとおりでしょう。
ですがこれは「伝えればいい」という意味ではありません。
大人な恋をする以上、しっかりと「好き」の伝え方にも配慮していきましょう。
彼が「好き」を欲しいタイミングで同じ「好き」でも、彼氏として嬉しい「好き」と、嬉しくない「好き」があります。
その違いを左右するのが、タイミングです。
たとえば彼氏が仕事で忙殺されているときにふとLINEで「好きだよ」と彼女からメッセージが送られてきたら、どうでしょう。
きっと《なんで今なんだ……相手するの面倒くさいな》と大半の男性が思うはずです。
せっかく「好き」と伝えるのなら、デート中や電話をしているときなど、彼氏が「彼女の愛情表現を求めている」タイミングでする方が絶対にいい。
このことを意識せずに、自分だけのタイミングで「好き」を伝えてしまうのはあまり意味がないし、というかむしろ「重い」「自分勝手」「子供っぽい」などマイナスイメージすら持たれかねず逆効果です。
せっかく「好き」を伝えるのなら、自分だけじゃなくて相手も幸せな気持ちになれるタイミングを狙ってみてください。
これが大人の女性が実践している賢いコミュニケーション術のひとつです。
「信じる」という伝え方を身につける大人の恋をできるようになるために必ず身につけてほしいのが、「信じる」によって彼に「好き」を伝える方法です。
たとえば、彼氏が女性のいる飲み会に行って彼女としては正直少し不安になってしまうときにも、あえて「心配だな」「浮気しないでね。
好きだよ」みたいに伝えることはせず、ただ「楽しんでねー」と送り出してあげることで、彼氏に対する信頼を示す。
男性も馬鹿じゃありませんから、彼女が「本当は少し不安だろうけど、ちゃんと俺のことを信じて何もうるさいことを言わないでくれてる」ことくらいはちゃんと伝わっています。
「信頼される」というのはとても嬉しいことだし、その信頼に応えたくて、自分を信頼してくれた恋人のことを大切にしようとも思えます。
こうやって、彼に積極的にアクションをするだけじゃなく、あえて何のアクションもしないことで「好き」を伝えていく方法をぜひ習得してほしいなと思います。
会えないときのコミュニケーション術カップルは、デート中はもちろん、会えないときでも心は繋がり合っています。
当たり前のようなことを言いましたが、これを実践するのはなかなか難しいのです。
LINEは必要最低限デートをしていない期間、LINEや電話で連絡をとりまくっているカップルは、果たして「心が繋がっている」と言えるのでしょうか。
私はそうは思いません。
むしろ、心が離れていて、不安だからこそ、LINEや電話で直接的な繋がりを作って、その距離を埋めようとしているように思えてしまうのです。
会えないとき、必要最低限のコミュニケーションで足りるというのは、それだけふたりのデートが充実していて、会えない期間には変な不安や悩みがなく、ふたりが幸せに過ごすことができている証拠です。
「好きだから、会えないときも連絡とろうね」じゃなくて「好きだからこそ、会えないときは一人の時間を楽しく過ごそう」と思えるような関係を目指すべきだと思うわけです。
一般的に、会えないときの連絡を求めるのは、男性よりも女性が多いと言えるでしょう。
だからこそ、私たちの側からこの姿勢を見せていってあげることが重要です。
連絡はしないけど、想い合っている連絡はしなくても、心は繋がっている。
この理想的な状態を見事に実現できているカップルというのは、会えないとき、恋人とは離れて過ごしていて、また連絡もとっていない状態の中でも、恋人のことを心の中で想い、考えているものです。
仕事を頑張りながら、「次のデートはどこに行こうかな~」みたいにひとりで思いを巡らせて幸せな気持ちに浸っている、なんていうのがその一例。
そしてそんな関係を築けるようになるためには、まずは彼に「次のデートまでにふたりでそれぞれこれを考えよう」みたいな宿題を出すことから始めるのがいいでしょう。
「次のデートプランをお互い考えて、水曜日に発表しよう」とか「次のおうちデートで観たい映画の候補をそれぞれ考えよう」みたいに。
こうやって宿題を出してあげることで、自然と、連絡はしなくても心は繋がっている状態が生まれやすくなるかなと思いますので、ぜひ試してみてください。
今回たくさん紹介してきましたが、一度に全部を取り入れるのは難しいかもしれません。
「これは私がとくに苦手なやつだ」「これならできそう」と思ったものから手を付けて、長いスパンで全てのコミュニケーション術を網羅していってくれたらなと思います。
(遣水あかり/ライター)(ハウコレ編集部)