「10の姿」で、園はどう変わるの?
「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」で、園はどう変わっていくのでしょうか。
「10の姿」を意識した保育を実施している認定こども園の様子を見せていただきました。
今回うかがったのは、認定こども園の年長クラス「いちょう組」です。
ホワイトボードに書かれた「今日の予定」には、時間の区切りがありません。
みんなが集まる給食と午後の「いちょう組の会議」のほかは、子どもの興味や関心に合わせて自由に活動しています。
午前中は天気がよく、子どもたちは外遊びに出かけることに。
思い思いに好きなことをする子どもたちは、楽しく体を動かすことでさまざまな動きを身につけていきます。
広場には、みんなでお世話をしている畑があり、この日は大根を収穫しました。
教室に戻ると、先生は大根をテーブルに置いて、子どもたちの興味をうながしていきます。
すると、虫眼鏡で大根を観察する子、紙で大根畑を作る子、大根料理の本を持ってきた子もいました。
大根から、自然、感性、思考力の芽生えなど、子どもたちの興味をさまざまな方向に広げていったのです。
こちらは、木に張ったロープ渡りです。
年長組になったときに「1度に3人しか乗らない」というルールを決めました。
けんかをしないで、順番を守りながら、仲よく遊べるように成長したのです。
いちょう組のみんなで話し合いをする「いちょう会議」の時間になりました。
この会議では、子どもたちが、自分から話し合いたいことを提案します。
自分の意見を言い、友だちの意見もきちんと聞く。
そうして、言葉による伝え合いが育っていくのです。
子どもたちの自主性に任せた1日の生活は、子どもたちが自由に遊び、いろいろなことをおもしろがる中で、いくつもの10の姿が育まれていました。
園の先生は、子どもが興味を持ったタイミングで付き合ってあげることで、10の姿が自然に引き出されるのではないかと考えているそうです。
この園の子どもたちの様子は、どのように見えましたか?夢中に遊ぶことを通して興味・関心が育つ回答:大豆生田啓友さん大根ひとつから、調べてみたり、作ってみたり、書いてみたりして、子どもたちは興味を広げています。
そこに、10の姿のいろいろなことが関わってきます。
10の姿は、別々に育てるものではなく、子どもたちが夢中に遊ぶことを通して、子どもたちの興味・関心が育まれ、後で振り返ってみると10のことがあったのだと思います。
… : 親の目線で、子どもたちが遊んでばかりのように見えたとしても…>>123>>この記事が気に入ったら、こちらもチェック!今ならなんと初回20%off!「子ども服」をおトクに手に入れるには?定価で買うにはちょっと手がでないブランド服から普段着まで!すぐに着れなくなる子ども服は賢くget!関連リンク幼児期の終わりまでに育ってほしい「10の姿」とは?保育園と幼稚園どう違うの?産後、わけもなく泣いてしまうのはなぜ?遊び中心の保育は、放任とは違うの?育児支援が使えない!どうしたらいい?