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勝新太郎さんの未発表音源を発掘 豪華セッションでCD化

勝新太郎さんをテーマにしたオムニバスアルバム『THEBLINDSWORDSMAN~侠』1997年に65歳で亡くなるまで、無頼を貫いた生きざまで数々の伝説を残した映画スター、勝新太郎さん。

そんな日本を代表する“侠(おとこ)”をテーマとし、様々なジャンルのトップアーティストが集結したオムニバスアルバム『THEBLINDSWORDSMAN~侠』が先月に発売された。

勝さんが生前にプライベート・パーティで披露したコンガの演奏を元にした新曲も収録され、大胆で豪快な日本の心を見事に表現し、音楽ファンの間で話題となっている。

アルバムのタイトルであり、貴重な音源をベースにした新曲のタイトルは、勝さんの代表作『座頭市』の英語題名。

東洋そのものでも、西洋そのものでもない、「不思議だがかっこいい」曲の数々が、日本人の感性の奥底に響き渡ってくる。

本作にはジャズピアニストの佐藤允彦や、今年5月に亡くなったギタリストの井上堯之さん、日本三大太鼓の筆頭「御諏訪太鼓」の太鼓打師・山本真琴などが参加。

また、津軽三味線師範でワールドワイドに公演を行うTENBI(福居典美)が、勝新太郎と奇跡的なセッションを繰り広げている。

勝さんと中村玉緒の娘で女優の奥村眞粧美は「この作品、パパが聴いたら面白がったんじゃないかな!」とコメント。

作家の内館牧子氏も「“侠”とてもいいです!勝新太郎と佐藤允彦なんてびっくりする取り合わせ」と絶賛している。

本作には勝さんが歌う「サマータイム」「ムーン・リバー」や、スペシャルトラックとして東京キューバンボーイズ・オーケストラによる「THEBLINDSWORDSMAN」オーケストラバージョンが収録される。

【参加アーティスト】・佐藤允彦:ジャズピアニスト/作編曲家。

慶応義塾大学卒業後、1966~68年にバークリー音楽院に留学。

69年に初リーダー作『パラジウム』を発表。

以降、数多くのリーダー・アルバムを手掛け、米・仏でのリリースも好評を博す。

世界中のジャズ・フェスティバルやコンサート・ツアーなど国内外で活躍し、国際的に高い支持を得ている。

・井上堯之:1962年にザ・スパイダースに加入し、グループ・サウンズの全盛期をけん引した。

解散後は沢田研二や萩原健一とのバンド「PYG」や「井上堯之バンド」で活動するとともに、作曲家・アレンジャーとしても活躍。

近藤真彦「愚か者」の作曲や、『太陽にほえろ!』テーマ曲の演奏などでも知られる。

・山本真琴:諏訪大社(長野県)の太々神楽の伝承である「御諏訪太鼓」を伝承する家に生まれ、2歳半より太鼓を始める。

8歳でオーストラリア交通博覧会の2万5千人が見守るステージでデビュー。

NHK大河ドラマ『信長』、角川映画『天と地と』などに太鼓で出演。

現在は演奏活動に加え、日本太鼓塾塾長として首都圏の各種学校での太鼓指導、東京都公開講座の講師をつとめる。

・TENBI:祖母と父の影響により民謡・和楽器という音楽の環境に育ち、津軽三味線福居流家元「福居典大」氏に師事し、福居流師範「福居典美」を襲名。

第三回津軽三味線全国大会にて、弟(福居一大)と共に優勝・準優勝。

2年連続女性のトップに輝く。

イギリス・ロイヤルバードホールなど世界中で公演、マーク・パンサー率いる音楽ユニットEDOに参加、CM楽曲を手がけるなど多岐にわたって活躍する。

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