スキナーの「プログラム学習」まとめ。意外に知られていない基本知識
目次・スキナーのプログラム学習とは・プログラム学習における5つの原理・プログラム学習の例・プログラム学習の優れた点「プログラム学習」というものを知っていますか?2020年度から小学校で始まる「プログラミング教育」とは別物です。
この「プログラム学習」とは、現在は大学などで幅広く利用されている「eラーニング」や子ども向けタブレット教材などの基盤になったもの。
心理学の理論を応用した、専用の機械を使う学習方法です。
難しそう……と思われるかもしれませんが、プログラム学習の概要を知っておくと、家庭における子どもの教育に応用できたり、タブレット教材ならではの学習効果を理解しやすくなったりします。
そこで今回は、プログラム学習についてわかりやすくご紹介しましょう。
スキナーのプログラム学習とはプログラム学習(programmedinstruction)を提唱したバラス・フレデリック・スキナー(1904~1990)は、米国の心理学者。
人間や動物の感情よりも行動に着目して実験・観察を行う「行動分析学」の祖として知られています。
スキナーの成果として特に有名なのが「オペラント条件づけ(operantconditioning)」です。
これは簡単にいうと、人間・動物が特定の行動をとるように条件を与えること。
たとえば、箱に入れたネズミに、箱のなかのレバーを押してほしいとします。
その場合、まずネズミが偶然レバーを押したとき、ネズミにとって「報酬(reward)」となるエサを与えます。
これを、行動を「強化(reinforcing)」するといいます。
そして、ネズミがまたレバーを押した際にはエサを与えます。
繰り返すと、ネズミは積極的にレバーを押すようになるのです。
このようなプロセスはオペラント条件づけと呼ばれます。
ご存知のように、犬や馬の調教に使われている手法ですね。
そして、オペラント条件づけを人間の教育に応用したのがプログラム学習です。
プログラム学習には、「ティーチングマシン(teachingmachine)」という専用のデバイスが使われます。
ティーチングマシンは学習者に対し、説明および説明を理解したか確認する設問を次々に提示します。
学習者が解答すると、正解・不正解がすぐに知らされ、次の問題に移行します。
これを繰り返すうち、最終的に当初の学習目標を達成できるようになるのです。
ゲーム機やPCの普及した現代、多くの人がこのような形式のクイズゲームや教材に触れたことがあるのではないでしょうか?プログラム学習における5つの原理スキナーのプログラム学習には、5つの「原理(principle)」… : があると考えられています。
スキナー自身の言葉とともにご紹介…>>12345>>この記事が気に入ったら、こちらもチェック!今ならなんと初回20%off!「子ども服」をおトクに手に入れるには?定価で買うにはちょっと手がでないブランド服から普段着まで!すぐに着れなくなる子ども服は賢くget!関連リンク「気づくか気づかないか」「やるかやらないか」「できるかできないか」の三原則~タレント・コロッケさん~小学校1~3年生の算数「時間と時刻」につながる【レベル別時計の教え方】今日から実践! 子どもの可能性をぐんぐん伸ばすための「言葉かけ」読書量が算数の成績を左右する!? 子どもの学力を上げるために「1日数分」からできること空間認識能力を鍛える楽しい方法。
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