【真面目な話】なぜコンドームをつけない男と付き合ってはいけないのか?
インターネットの記事、SNSのつぶやきなどで定期に話題になる「ゴムをつけない男」。
彼らはなぜにここまでに糾弾されているのでしょうか。
コンドームの生産で有名な「オカモト」が行った調査によると、(妊活時以外での性交時に)コンドームを「絶対つける」と回答した人は36.7%しかおらず、63.3%は「着けない」ないしは「時と場合によっては着けないかもしれない」と回答したそうです。
あなたの彼(とあなた)は36.7%の人でしょうか。
それとも63.3%の人でしょうか。
AV男優のしみけんさんはその著書、『SIMIKEN'SBESTSEX 最高のセックス集中講義』の中で、「コンドームもつけないような男がいたとしたら、別れてください。
別れなかったとしても、そのようなリスク計算ができない人は、絶対人生どこかで失敗します」と書いています。
僕は、この意見に100%同意です。
その本の中では詳しく書かれてはいませんが、この「リスク」について考えていない人が多すぎる、と個人的に思っています。
writer:川口美樹コンドーム未装着による二つのリスク今さらいうまでもないことですが、コンドームを装着しないことによるリスクは、「希望しない妊娠」と「性病」です。
(装着をしても100%の避妊成功率・性病予防にはなりませんが)妊娠のリスクに関しては、低用量ピルの服用の方がコンドームよりも避妊成功率が高いため、彼女がピルの服用をして避妊をしている、というカップルもいるようですが、このカップルは性病のリスクを全く考えていないと思われます。
クラミジアなどの性病は、男性が罹患していなくても、性交の結果彼女が罹患するということも十分にありえますし、放っておくことで不妊症のリスクを抱えることにもなります。
また、万が一妊娠したとして産むことになれば「希望しない人」にとっては間違いなくリスクですし、仮に中絶という手段をとったとしても10万円近いコストと、彼女の心に深い傷を負わせるというお金では解決できない問題を発生させることにもなりえます。
リスクを想定せずその場の快楽を求めている「計算のできない」男そう言ったリスクを考えずに、やれ「つけない方が気持ちがいいから」とか、やれ「つけると勃たなくなってしまう」とのたまう男性のいかに多いことか。
もし、これを読んでいるあなたの彼が同じことを言っていたとしたら、しみけんさんではありませんが、僕も別れることをお勧めします。
ちょっと想像すれば、ちょっと検索をすればわかるリスクを考えず、「自分が気持ちいいから」という理由だけでその場の意思決定をする。
そういった行動パターンは、SEX以外にも現れます。
例えば、職場でちょっとムカついたことがあるから勢いで会社を辞めてしまうとか、将来のために貯金しようと話したのにギャンブルに走ってたといった行動も、同じ思考性から生まれるものです。
リスクを彼女にぶん投げて責任を負おうとしない男そしてコンドームをつけようとしない男性は、男さえつければ解決する問題を放棄し、そのリスクコントロールを彼女にぶん投げている男性だと言えます。
つまり、リスクを計算する気もなければリスクを背負うつもりもない男、ということ。
問題が起きたら全て彼女のせいにする。
世の中にはリスクのないリターンはほぼありませんので、リスクを負わないということはリターンもない、ということ。
こんな男性と付き合っていいことありますかね?そして何より、その行動の全てが物語っていますが、コンドームをつけないということは、相手のことを大事に思っていないということに他なりません。
一度、避妊について真剣に話し合ってみようこの記事を読んでいる方の中に「私の彼はゴムはつけないけど、めちゃくちゃ私のことを大切にしてくれている」と思う女性がいた時のことを考えてかいておきますが、それは彼が「諸々もリスクを知らないだけ」だと思います。
普段から、こういったネットで見た記事や本で学んだ知識をシェアして、お互いの知識を高め合うことがすごく大事です。
一通り勉強した後で、それでもつけない人がいるなら、すみません、言い方は悪いですが、「バカである」と言わざるをえません。
女性は遠慮して言えないことも多いようですが、言って雰囲気が悪くなるならそれまでの関係だったってことですから、どっちにしろ「つけて」と言った方がいいでしょう。
したら気まずい話ほどしなくてはいけない話であり、遠慮したくなる発言ほど遠慮してはいけない発言です。
まずは勇気を持って「話すこと」を心がけて見てくだいね。
(川口美樹/ライター)(ハウコレ編集部)