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「間違った褒め方」していませんか? 子どものやる気を維持させる「褒め方」メソッド

目次・やる気アップのために具体的な「行動」を褒める・「適当に」気が向いたときに褒めるくらいでいい子育てにおける心がけとして常套句のひとつとなっているのが、「褒めて育てる」。

常套句になっているくらいですから、実感としてその効果を感じている親御さんも少なくないでしょう。

脳科学者の篠原菊紀先生によれば、この言葉は脳科学の観点から見ても正しいのだそうです。

では、どんな褒め方がより効果的なのか。

「子どものやる気を維持する」ための褒め方を教えてもらいました。

構成/岩川悟取材・文/清家茂樹(ESS)写真/石塚雅人(インタビューカットのみ)やる気アップのために具体的な「行動」を褒める「褒めて育てる」という言葉がありますが、それは脳科学の観点からも大いに有意義なことだと言えます。

そもそも「やる気」とはなにかといえば、「行動と快楽の結びつき」です。

そして、その結びつきを司るのが脳の線条体(せんじょうたい)と呼ばれる部分と腹内側前頭前野(ふくないそくぜんとうぜんや)です。

そして、線条体の最大の特徴として、「予測的な活動をする」ことが挙げられます。

なんらかの行動をしたら快楽を与えてあげる。

たとえば、子どもが勉強をしたら褒めてあげる。

そうすると、子どもの線条体は「勉強をすれば褒められるんじゃないか」と予測するようになります。

つまり、褒められるという快楽を得たいがために、勉強に対するやる気がアップするというわけです。

ただ、「褒めて育てる」と言っても、「素質」を褒めるのか「行動」を褒めるのかといった議論もあります。

自信を失ってしょげてしまっている子どもを励ましたい、子どもの自己肯定感を高めてあげたい——さまざまな場面で褒めることは効果的ですが、勉強好きにさせたい、サッカーがうまくなってほしいといったなんらかの方向性を持って子どものスキルアップを図りたいのであれば、その議論の答えは明快です。

線条体は「行動」と快楽を結びつける器官。

つまり、ある「行動」をする際の線条体の活動を高めたいと思ったら、その方向性に沿った具体的な「行動」を褒めなければ意味がない、子どものやる気アップにはなかなかつながらないということです。

「適当に」気が向いたときに褒めるくらいでいいとはいえ、褒め方には注意も必要です。

ここで、イギリスのシュルツという学者がおこなったサルを使った実験を紹介しましょう。

シュルツは、どのような条件下なら、サルの脳にドーパミンという快楽物質が出るかを調べました。

… : まずはジュースを舌に垂らす。

サルはジュースが大好きですから…>>123>>この記事が気に入ったら、こちらもチェック!今ならなんと初回20%off!「子ども服」をおトクに手に入れるには?定価で買うにはちょっと手がでないブランド服から普段着まで!すぐに着れなくなる子ども服は賢くget!関連リンクそろばん学習に必要な“ナンバーセンス”を身につける。

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