エキサイト

子どもの自己表現力を伸ばし、自己肯定感を高める「親子コミュニケーション」

目次・「自立」とは自己表現により周囲に助けてもらうこと・話を聞いてもらった経験が多い子どもだけが、話を聞ける子どもになるあまり好ましくないとされる、日本人の国民性として挙げられるもののひとつが「コミュニケーション能力の低さ」です。

人前でのスピーチなどは大人でも苦手だという人も多いのではないでしょうか。

しかし、そういう「自己表現」の力が役立つのは、なにもスピーチやプレゼンテーションの場だけではありません。

子ども教育のプロフェッショナル養成に携わる増田修治先生は、「自己表現力が子どもの『自立』にも関わる」と語ります。

構成/岩川悟取材・文/清家茂樹(ESS)写真/玉井美世子(インタビューカットのみ)「自立」とは自己表現により周囲に助けてもらうこと日本人は、「表現力に乏しい」と評価をされることが多い民族です。

これには、もともとの国民性も影響していると見ることができますが、教育によるところも大きいはず。

いまの日本の教育は、「自己表現力」も含めてさまざまな「自己〜」が育ちにくいものなのです。

たとえば「自己肯定感」もそのひとつかもしれません。

日本人の自己肯定感の強さは先進国で最低という調査結果が出ています。

いくつかの理由がありますが、子どもたちに「なんでもしっかりできる子がいい子」だというプレッシャーがかかっていることも要因のひとつ。

親も含めて、多くの大人が暗黙のうちにそういう評価基準を持っていませんか?そうすると、少しでも失敗すると、子どもは「自分はいい子じゃない」と思ってしまう。

これでは、自己肯定感が弱くなるのも当然ですよね。

でも、「なんでもしっかりできる子」はどこかで無理をしているものです。

それに、そういうしっかりした子どもであっても、ずっと壁にぶつからないで生きていけるということはあり得ません。

どんな人間であっても、人生のどこかで大きな壁にぶつかるものです。

でも、そのときに「どうすべきか」という手段を知らなかったらどうでしょうか?立ち上がって再び力強く人生を歩みだすということが難しくなるでしょう。

大事なことは、「なんでもしっかりできる子」に育てることではありません。

壁にぶつかってもいいけれど、そのときに大切となるのは、きちんと「自己分析」ができること。

勉強中にどうしてもわからないことがあったとしましょう。

そのとき、自分の力を測り、区分けし、「ここまではできるけれど、ここからがわからないから教えてほしい」と周囲に助けを求められるかどうか。

そこが重要になる。

大人だって、ひとりで生きているわけではありませんよね。

… : 誰もがいろいろな人に助けてもらって生きている。

「自立」する…>>1234>>この記事が気に入ったら、こちらもチェック!今ならなんと初回20%off!「子ども服」をおトクに手に入れるには?定価で買うにはちょっと手がでないブランド服から普段着まで!すぐに着れなくなる子ども服は賢くget!関連リンク親子で学ぶおいしい食育学【第8回】子どもと一緒にクッキング編不足しがちな「たんぱく質」と「カルシウム」、朝ごはんに取り入れるコツ「本好きな子どもに育ってもらうために☆」ゆるクス漫画家木下晋也のマンガReadyStudyGo!【第8回】「フィンランド教育」の特徴とは? 「教育費無料」にとどまらない、教育大国のシステム才能よりも大切な「GRIT」! 子どもの“やり抜く力”の育て方~家庭内ルール~

続きを見る