なぜ私は彼に尽くしてしまうの?どうしたら苦しまずに済むの?
・どうして毎回毎回尽くしすぎてしまうんだろう?・こんなに彼のためを思っているのにどうして伝わらないんだろう?・わたしはただ彼に好かれたいだけなのに…そんな思いを抱えながら、辛い恋愛をしてしまっているなと感じている人へ。
朗報があります。
「辛いな」と気づいている時点で、もうすでに「変わるチャンス」を手に入れています。
なぜなら「このままではいけない」、「何かを変えなければいけない」と自覚しているから。
そういう人が変わるのはそんなに難しいことではありません。
では、どうしたらいいのか?この記事を通して一緒に考えてみましょう。
writer:川口美樹尽くしてしまう人の行動特性とその原因は?恋人に尽くしすぎてしまう人の特徴としては、服装や見た目などをなんでも彼の好みに近づけようとする掃除や炊事まで、頼まれてないことでも世話を焼いてしまう高額な買い物、急な呼び出しなど、無理な要求でも呑んでしまうなどが挙げられます。
その行動特性をざっくりとまとめるなら「自我を殺し主張をせず、自己犠牲の精神で、相手に喜んでもらえそうなことはなんでもする傾向にある」と言えるでしょうか。
なぜそのような行動特性を持つようになったのか、それは過去の体験(特に幼少期や学生時代など)において、まさにその「自我を殺し主張をせず、自己犠牲の精神で、相手に喜んでもらえそうなことはなんでもする」ことによって、自分の居場所を確保してきたからに他なりません。
尽くしてしまう人の思考パターンとは?例えば親から「お手伝いを一生懸命やったり、テストでいい点を獲ったりした時だけ褒めてもらえ、そうじゃないと『使えない子だね』と言われた」経験があったり、仲良くしていた子から「『どうしてそんな勝手なことするの!わたしの気持ちなんて全然考えてないんだから!』と言われ疎遠になってしまった」経験があったりすると、わたしの中の「わたし」をおし殺して、他人の期待に応えることでしか自分の価値を推し量ることができないんだと学習してしまいます。
それによって「わたしが我慢すれば、わたしさえいい子でいたら、周囲の人間は喜んでくれる」というプログラムが脳に定着してしまいます。
このプログラムは、理不尽な要求を受けた時や、尽くしたことに何のお礼ももらえなかった時などに、「あれ、どうして?流石にそれはおかしくない?」という疑問がよぎっても、すぐに「いや、これはきっとわたしのわがままだ。
わたしの努力が足りなかったんだ。
もっと喜んでくれるようなことをしなきゃ」と自分を責める方向に考えをシフトさせてしてしまうのです。
全ては「自分のことを愛して欲しい」という思いからきている思考なのですが、その愛されるための手段、自分の好意を相手に表現するための手段が、「尽くすこと」以外にないと思い込んでしまっているのです。
尽くしてしまうパターンから抜け出すには?自分の感情を紙に書き出したり、カウンセリングを受けたり、人によって「ハマる」手段が違うので、確実な解決方法を提示することができませんが、解決に向かうための鍵ならお渡しすることができます。
それはあなたが今抱えているモヤモヤを、信用できる人に吐き出させてもらうことです。
できれば肯定も否定もせず、ただひたすらに話を聞いてくれる人がいいでしょう。
言葉にしてアウトプットすると、モヤモヤも輪郭がはっきりしてきて、自分の意外な感情や奥底に抱えていた気持ちに気づくことができます。
そしてできれば、信用している人に「どうしてわたしと付き合ってくれているの?」と勇気を出して聞いてみてください。
きっとその人は「理由なんかないよ。
僕が(わたし)が付き合いたいと思ったからそうしているだけだ」と言ってくれると思います。
こういった発言をもらうことよって「尽くすことなんかしなくても、関わりを持って愛情を注いでくれる人がいる」と言う新たなプログラムを、過去のプログラムに上書きしていくことができるのです。
人間にとっての一番の恐怖は、その正体がわからないこと。
モヤモヤの正体さえつかめれば、あとは解決まで一直線です。
周囲に頼れる人がいなければ、僕のTwitterまでDMを飛ばしてもらっても構いません。
(@kawaguchi_AAA)(ハウコレ編集部)まずは、その言葉にならない気持ちを、デタラメでも構わないので言葉にするところから始めてみてください。
(兼島彩香/モデル)(お多福/カメラマン)(上杉光美/ヘアメイク)(辻野祐馬/ディレクション)