主人公の痛みに共感…どこか懐かしさを覚える台湾映画の佳作とは?
映画評論ユニット「お杉とB子」が今回おすすめするのは『台北暮色』。
お杉:旅先としても大人気の台湾だけど、映画も良作ぞろい。
台湾映画というだけで観たくなる。
現代都市を切り取っても叙情が溢れているの。
B子:この作品もまさにそう。
庶民の平凡な日々を映し出してるだけなんだけど、そこから登場人物たちのいろんな思いが伝わってくる。
お杉:アパートで鳥を飼う女シュー、大家の息子のリー、アパートの修繕にやってくるフォン。
彼らの人生がひょんなことから交錯するわけ。
B子:それぞれワケありなんだけど、大事件が起こるわけじゃない。
シューの携帯にジョニー宛ての間違い電話が何度もかかってくるのが気になるけどね。
ささいな出来事によって、3人ともが新たな一歩を踏み出すような、踏み出さないような…。
お杉:「ああ、わかる~」っていう余韻がたまらない。
プロデューサーを務めたホウ・シャオシェンが「台北の現在の姿を描けたのは、エドワード・ヤン以来」と言うのも納得よ。
B子:都市の風景が、彼らが自覚していない孤独をふわりと立ち上がらせる。
その風景がまた絵になるの。
お杉:その味わいは、台北には行ったことない私でも不思議な懐かしさを感じるくらい。
… : B子:東京みたいな場所もいっぱいある街なのに、あえて人気ス…>>12>>この記事が気に入ったら、こちらもチェック!今ならなんと初回20%off!「子ども服」をおトクに手に入れるには?定価で買うにはちょっと手がでないブランド服から普段着まで! いろいろ揃ってます。
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