バリキャリ女性と良き妻…27歳の本音が胸に刺さる小説とは
作家の伊藤朱里さんの小説『緑の花と赤い芝生』は、対照的な2人の27歳女性を描いた作品。
立場の違う2人それぞれの本音が、胸に刺さる一冊です。
「“隣の芝生は青い”や“隣の花は赤い”という言葉は、芝生は青いほうがいい、花は赤いほうがいいという価値観で成立していますよね。
でも緑の花や赤い芝生だってある。
多数派は“そういう花や芝生があってもいいよね”と言いがちですが、そんなふうに他人に認められなくたって、すでに“ある”んですよね」誰かの存在や価値観は他人がジャッジしていいものではない―そんな思いが表れたタイトルが、伊藤朱里さんの『緑の花と赤い芝生』だ。
「価値観が多様化する中で、まったく違う二人が同じ空間にいたらどうなるだろう、という着想でした」飲料メーカーで研究開発にいそしむ志穂子と、結婚して良き妻として振る舞う杏梨。
共に27歳、義理の姉妹となった二人が同居することに。
「彼女たちをそういう状態に追い込むものがなんなのかを考えずに“女同士はケンカする”という言説がありますが、私はそれに違和感があって。
“女ってこういうもの”という枠組みの中に閉じ込められたら何も解決しない。
それに価値観が相容れない相手がいたとして、手を取り合って仲良くまではできないにしても、争わずに共生できるのが多様性のある世界だと思うんです」… : リケジョと主婦という分かりやすい対照性を出しつつ、ステレオ…>>123>>この記事が気に入ったら、こちらもチェック!今ならなんと初回20%off!「子ども服」をおトクに手に入れるには?定価で買うにはちょっと手がでないブランド服から普段着まで! いろいろ揃ってます。
関連リンク西島秀俊 学生時代の思い出告白「妙に期待するんですよ」【誕生秘話】ロングセラーおやつは“ママの愛”がきっかけ30代前後の働く女性は不足気味? ビタミンDの働きは…恋人も正規の仕事もない…アラサー女子の奮闘を描いた漫画『にれこスケッチ』「日ロ平和条約」締結で日本はどうなる? 堀潤が解説!