SNSに影響されすぎて男の条件が上がりすぎクライシス【トイアンナのしくじり恋愛】
こんにちは、トイアンナです。
私は恋愛コラムをウェブ媒体へ投稿する身として、しっかりSNS廃人しています。
1日中スマホを開けばTwitter,facebook,instagram,TikTok,そしてLINEを行ったり来たり。
この5アプリでスマホの利用時間のうち9割は超えています。
SNS廃人をすれば、幅広い情報を集められるメリットがあります。
今日の運行情報、有名人の訃報、晩御飯に役立つレシピ、そして友達の近況まで。
圧縮された情報が左から右へ流れていくのは、最高の環境です。
writer:トイアンナSNSを使いすぎる副作用は、他人に期待しすぎること一方、SNSを使いすぎている副作用も強く感じています。
具体的には「他人へ求める条件の高さ」。
たとえばこの数か月で、母親業に対するクレームをいくつ見たでしょうか。
母親たるもの家事代行を使うな、保育園に0歳から入れるなんてありえない、オシャレをするな、産後すぐに職場復帰しろ……。
こんな言葉を無数にあびた私は、子供はおろか夫がいないにもかかわらず「母親になるのが怖い」と感じています。
こんな期待、私は背負えない。
婚活や恋活も同様です。
SNSを見すぎると、男性へ求める条件が青天井になってしまう。
「彼氏が年収1,000万しかないから振った」「いくら稼いでいても、家事を手伝ってくれないんじゃダメ」「どんなにやさしくても経済力がなければモテない」あ~~~~吐きそう。
私の周りに、年収300万円台で彼女がいる男なんて、腐るほどいるっつーの! 彼女も年収300万円なら、合計600万で暮らしていけるっつの!こういう地に足の着いた暮らしが、SNSではゴミクズのように踏みにじられます。
私がはまった呪いと、解呪かくいう私も、SNSに毒された時期があります。
ちょうど数年前でしょうか。
「4℃のアクセサリーなんてありえない」と盛り上がった時期があります。
そして私自身も、4℃はないと思ってしまいました。
そしてブログに書いたことがあります。
今思えば、シロツメクサの指輪でももらえるだけありがたい身分。
いったいなぜこんな愚かな考えをしていたのか、まるで謎です。
申し訳ございません。
自分が書いたことをまるっと「SNSのせいだ!」と責任転嫁はいたしませんが、あの頃の私はどうかしていた。
初デートが鳥貴族だって、サイゼリヤだって、相手がいいやつならいーじゃん。
という地に足ついた感覚を失っていたわけです。
どこかで「このままじゃSNSのオバケになってしまう」と気づき、SNSアプリを全てアンインストールしたことがあります。
最初はソワソワしましたが、少しずつ楽になりました。
SNSで初デートサイゼリヤ論争しているよりも、友達とつっつく焼き鳥はうまい。
そんな感覚を取り戻すのに、SNSデトックスが効いたのです。
スーパーのもやしの価格、覚えていますかもしSNSのきらびやかな写真や、婚活アプリに並んだハイスペ男子に目がやられそうになったら……。
スーパーのもやしがいくらだったか思い出してください。
ジョエル・ロブションは5万円。
スーパーのもやしは特価で21円。
シャネルのバッグは70万円。
スーパーのもやしは特価で21円。
外銀男子の年収は3,000万円。
スーパーのもやしは特価で21円。
……ほら、正気に戻れそうな気がしませんか。
わたしたちは、もやしの世界に生きています。
ジョエル・ロブションはおいしいかもしれませんが、もやしも鶏ガラスープと塩コショウで炒めたら結構おいしい。
そんな風に地面の場所を忘れることなく、SNSを楽しんでいけたらと思います。
(トイアンナ/ライター)(ハウコレ編集部)