【医師監修】学級閉鎖が続々…インフルエンザ予防接種を打って良い月齢や予防法<パパ小児科医の子ども健康事典第6話>
今年は秋なのにも関わらず、インフルエンザで学級閉鎖が各地で起こっていますね。
そして、よりインフルエンザが流行する季節になってきました。
今回は、ワクチンや治療法、ホームケア、診断などについて2回にわたって特集します。
インフルエンザにならないために、どんなことに気をつければよいのでしょうか?©anticインフルエンザはどんな病気?まず突然の高熱に始まり、のどの痛み、頭痛、関節痛、倦怠感などの全身症状のほか鼻水や咳などの呼吸器症状、ときに嘔吐や下痢などの消化器症状もあります。
発熱は数日間続きますが、自然に解熱して1~2週間ほどで元気になります。
注意すべき特徴として二峰性(にほうせい)の発熱があります。
二峰性とは、熱が数日続き、一旦解熱したあと、再度発熱して合計1週間ほど熱が続くものです。
インフルエンザは再発熱のパターンをとることもあり、一旦熱が下がっても安心とはいきません。
インフルエンザの合併症インフルエンザの症状には幅があり、普通の風邪と全く区別がつかない程度のこともあれば、ぐったりして重症感が強い場合もあります。
ときに中耳炎や熱性けいれん、肺炎やインフルエンザ脳症など多彩な合併症があり、肺炎や脳症にはとくに注意が必要です。
【肺炎】急速に呼吸困難が進行する場合があり、肩で息をしたり呼吸があらくなっている時は救急受診が必要です。
【インフルエンザ脳症】毎年50~200人がインフルエンザ脳症になり、死に至ることもあります※1。
異常言動、異常行動、ぼーっとしている、けいれんなどの症状がみられますが、同じような症状を認める熱せん妄(第3話参照)や熱性けいれんと区別が難しい場合があります。
脳症の場合は意識障害が続いたり、短時間で悪化傾向になり、これらの特徴がみられた時は迷わず救急受診してください。
… : 予防接種は打ったほうがいい? インフルエンザQ&A…>>12>>連載:パパ小児科医の子ども健康事典第1話から読む【医師監修】帰省中に起こりやすい子どもの病気・事故4つの予防法第2話【医師監修】熱中症、喘息、周期性嘔吐症…運動会でおこりやすいトラブル第3話【医師監修】子どもが発熱!救急受診する目安や判断基準は?第4話【医師監修】子どもが発熱!外出の目安や安静にできない子どもとの過ごし方第5話【医師監修】子どもの受動喫煙「外で吸ってるから大丈夫」は本当?第6話【医師監修】学級閉鎖が続々…インフルエンザ予防接種を打って良い月齢や予防法この連載の目を見るこの記事が気に入ったら、こちらもチェック!今ならなんと初回20%off!「子ども服」をおトクに手に入れるには?定価で買うにはちょっと手がでないブランド服から普段着まで!すぐに着れなくなる子ども服は賢くget!関連リンク「イライラ」からママを救う7つの救命言葉【ママのイライラ言葉変換辞典第3回】七五三や園行事のママコーデ決定版! [PR]「おなかすいたなあ…」と思った直後、2時間のスピード出産!<投稿コンテストNo.19>医療保険適用の出産でもらえる助成金は?無痛分娩と帝王切開の金額公開!出産は母親に似るって嘘だったの?!超安産だった母と私の場合<投稿コンテストNo.18>