『海賊とよばれた男』地上波放送に原作者「日章丸事件だけで3時間映画になる」
岡田准一主演による映画『海賊とよばれた男』(2016年12月劇場公開)が9月28日、日本テレビ系『金曜ロードSHOW!』で地上波初放送された。
原作は百田尚樹氏による歴史経済小説で、出光興産創業者の出光佐三をモデルとした主人公・国岡鐡造が若くから奮闘して、国岡商店(出光興産がモデル)を彼を信頼する店員たちとともに大企業に成長させる半生を描いている。
同じく百田氏の小説をもとに山崎貴監督がメガホンをとり岡田准一の主演で実写化した映画『永遠の0』(2013年12月劇場公開)を超えられるかと公開時は注目されたが、岡田が主人公・国岡鐡造の青年期から老年期までを見事に演じ切りその懸念を払しょくした。
また、『ALWAYS三丁目の夕日』シリーズで知られる山崎監督ならではのVFXを駆使しながらそれを感じさせない映像は、見る者を戦時中や敗戦後の日本に引き込んだ。
オンエアを見た百田尚樹氏はSNSで、テレビ放送用の編集でカットされた場面が複数あったことを「ラストの余韻もカットされた」と触れながら「私でも腹立つんやから、監督はたまらんやろな。
それでも感動させるんやから、山崎監督はすごい!」と評している。
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