本命になる女性だけができていること【トイアンナのしくじり恋愛】
こんにちは、トイアンナです。
これまで900人以上から人生相談をお受けして、おかげさまで今や5分恋愛相談を聞くだけで「ああ、この恋はこうなるな」と予測できるようになりました。
特殊すぎてリアルの友達に自慢できない。
さて、人様の恋愛へだけ耳年増になってしまったダメ女でも、わかったことがあります。
それは「本命になる女性」が自然にやっているふるまいでした。
えげつない言い方をすれば、これができていない女性はセカンドになるリスクを負っているのです。
振り返れば、私もセカンド女子にふさわしい振る舞いをしてまいりました。
認めるのがつらい。
つらいけれど、あえて話を進めます。
writer:トイアンナmodel:林侑里奈「男らしさの呪い」とは本命になれる女性は、彼氏を「男らしさ」の呪いから解放します。
そもそも、男性は生まれた時から「男の子なんだから」と小さな呪いを受けています。
私たち女性も「女の子なんだから仮面ライダーなんて見ないで」 「女の子なんだから男の子と喧嘩しないの」 「女の子なんだから家事のお手伝いくらいしたらどう」 と、女らしさの呪いを受けてきました。
そして同時に男性もまた「男の子なんだから女の子をいじめないの」 「男の子なんだから泣かない」 「男の子なんだからお外で遊びなさい」など、小さな呪いを受けて育ちました。
小学校では手芸よりもサッカーが得意な男子がモテました。
結婚が視野に入ると男性の経済力は当たり前のように求められます。
男女不平等の影響は、男性にだって降りかかってきたのです。
いまの20代は、男らしさの呪いから逃れている2000年代までは「男らしさ」を褒め、さらに強めることがモテる女性の技量でした。
気持ちよくおごられて、お礼を欠かさないこと。
彼からのプレゼントを無条件に喜ぶこと。
彼の経済力へ依存してよい妻になること。
けれど、今の男性はこんなものを背負わされたらやっていけません。
彼らは自分が背負わされた「男らしさの呪い」を自覚しているからです。
たとえばデートひとつとっても、「毎回おごり?勘弁してよ」「なんでいつも俺がエスコートしなきゃいけないの?」「どこへ食べに行きたいかくらい二人で決めればいいじゃん」というのが、20代男性のホンネでしょう。
そういった男性のホンネをくみ取り、彼の負担を減らせること。
つまり自分でどんどん前へ進んで、彼をリードする役割を担うこと。
あるいは彼が仕事で失敗するなど「男らしさ」が傷つく場面に遭遇しても、女友達が仕事でコケたときと同じように温かく迎えること。
これが、いま本命に選ばれる女性がやっていることでした。
あなたの「ときめきたい」はワガママかもしれないそう考えると、少女漫画的に「ドキっ」とする行為って、大抵男らしさが必要なんです。
サプライズで好きなものをおごってくれたり、ケガをしたら背負ってくれたり、重い荷物を持ってくれたり。
これらは全部「ときめき」として女性が処理しがちな「男らしさの呪い」です。
優しい彼より、ときめく彼がいい。
友達じゃなくて、男性として意識したい。
こういう欲求、誰しも持っているものです。
しかしその裏には「男らしさの呪い」が控えていないでしょうか? 私はそうでした。
何だかんだ、ロマンティックなレストランへ連れていかれたらアドレナリンが出ていました。
お店で上座へ誘導してくれる男性を「スマート」と判断していました。
けれどこれらは、男らしさの呪いです。
彼はそんな私の前では、リラックスできませんでした。
もしあなたが同じような願望を持っているなら……アラフォー世代に多い「男らしさを褒められたい男性」を選ぶか、それとも自分を変えるかの岐路に立たされています。
私たちが女らしくなくていいように、彼らだって男らしくなくてもいいんですから。
(トイアンナ/ライター)(ハウコレ編集部)