付き合って長いのに、友達に紹介してくれない彼氏の心理とは?
「彼が自分のことをいつまで経っても友達に紹介してくれない」そんな悩みを持っている人が結構いるようです。
確かに出会って間もないのであればともかく、付き合って2年も3年も経過しようとしているのに、一向に友達に紹介してくれないと不安になる気持ちはわかります。
しかし、そこで不安になって「私を信用してないってこと?」「そんなに紹介したくない彼女なの?」と詰め寄るのは逆効果です。
世の中には、大好きな彼女だけど、友達にはいちいち紹介しないという男性だっているのです。
writer:川口美樹model:佐々木みう彼女自慢になるみたいでいやだまず大前提として、男性は女性のように「女子会」ならぬ「男子会」を開いて、「聞いてくれよ、こないだ彼女がさぁ」という会話をすることをあまり好みません。
付き合う前の情報は「どうなった、どうなった!?」なんて情報共有をするのですが、付き合った後はなぜか「聖域」となり、「言われない限り聞かない」不文律が発動するのです。
なぜかといえば、自分の恋人の話をすることで「なにそれ自慢?惚気かよ~!」と突っ込まれるのがいやだから。
女性が女性の前で可愛くあろうとするように、男性も男性の前では強くかっこよくありたいと思って言います。
そこで「彼女紹介したいんだけど」と言ってしまうと、「女にうつつを抜かしてる」と思われるような気がしてしまうのです。
(もちろん全員ではありませんが、そういう人もいるってことです)根掘り葉掘り聞かれるのが面倒くさいから男性が男子会をしない理由のもう一つに、「インタビューがうざい」という理由もあります。
「馴れ初めは?」「どっちから告ったの?」「体の相性はどう?」など、デリカシーのない質問をする人間はどのコミュニティにもいるものです。
彼の友達の中に「そいつ」がいる場合、それに受け答えするのもめんどくさいし、何より彼女を不快な気持ちにさせることになるから、友達に紹介したくないと思ってしまいます。
また、例えば出会いのきっかけが、マッチングアプリだったりナンパだったりした場合、それを彼女が気にしていなくても「そのことを説明するのが恥ずかしい」と考えているケースもあるでしょう。
いずれにせよ、「なんか聞かれた時に答えるのがめんどくさい」と思っていることが多ければ多いほど、友達に紹介するモチベーションは下がります。
関係のない第三者に広まると厄介だからまた、彼が彼女と付き合っていることを、何かしらの理由で「親に言いたくない」「会社の同期・または上司」に知られたくない、と考えているケースも考えられます親が子どもの恋人にまでケチをつけてくるような親だとか、過去に職場に彼女がいることがバレて「彼女のことを考えすぎて仕事に集中できないんじゃないか」といじられたことがあるとか、そんな背景があるのかもしれません。
そういう「彼女ができたことを知られることで起こるリスク」を考えた上で、友達にも紹介するようなことはしたくない、と思っているのかもしれません。
「紹介したくない彼女だから」であるケースは稀ですここで紹介したものが、あなたの彼氏に当てはまるかはわかりませんが、長年お付き合いできているなら、彼があなたを友達に紹介しない理由が「紹介したくない彼女だから」である可能性はとても低いです。
だったらそこまで長いこと付き合ってないですからね。
もしあなたが「友達に紹介されること」がイコール「彼から愛されていることだ」と結びつけて考えてしまっていたとしたら、その考えは浅はかであると言わざるを得ません。
可能性を考えずに「こうなんでしょ!」と決めつけてしまうのは、彼氏があまりにもかわいそうです。
紹介されない理由を知りたいなら、きちんと彼の言い分を聞きましょう。
「わたしは、好きになった人の友達とも仲良くなりたい人間です。
わたしは、好きになった人に自分の友達とも仲良くしてもらいたい人間です。
でも、あなたはそれをしたがらない。
その理由が知りたいから、よかったら教えてもらえないかな?」そうやって彼の気持ちを理解しようとすることが、紹介されることよりもよっぽど大事なことですよ。
(川口美樹/ライター)(ハウコレ編集部)