しんどい出会いは、楽しくできる。経験者が語る婚活マインドの作り方【トイアンナのしくじり恋愛】
こんにちは、トイアンナです。
私はこれまでに3回、婚活をやってきました。
最初は23歳のとき。
大学を出たら激務になることがわかっていたため、卒業前に彼氏を見つけようと必死でした。
あわてて婚活パーティへ参加したものの、右も左も分からず玉砕。
次は27歳、当時の彼氏と別れていた期間で結婚相談所へ登録。
ガチの婚活を経験し、ゴールインしました。
そして今年の私、31歳。
バツイチという大きなハンデを抱えての再戦です。
とはいえ3回目ともなれば婚活の全体像も把握していますし「何から始めればいいかわかんない」なんて事態にも陥るまい! と婚活をナメてかかっていたのは否定しません。
そして大苦戦しました。
writer:トイアンナ出会いの数が増えるたび、傷つくねアラサーの婚活で何よりもつらかったのは、自分との葛藤でした。
出会いを繰り返すたび、「この人と結婚するくらいならおひとり様がいい」と思わされる男性に出会いました。
「こういう言動をされると傷つくからやめて」と伝えると「君の理解がいたらないのは仕方ないが、君に反論する資格はない」と斜め45°上から返答が降ってくるモラハラ男性。
初回デートで超好感触かと思いきや、ブロックされるLINE。
「この世には三島由紀夫を理解できない人間が多いだろう? 僕はそういう世界が嫌で、消えたいと思いながら現世に踏みとどまってるんだ」と文学青年をらせん階段でねじったようなメンタルの男性。
こんな案件に出会った日にはもう、すごい。
休日を無駄にしてしまったという後悔がすごい。
体力がゴリゴリと削られていく音が聞こえます。
そして脳内に響くのは、次の声です。
「でもさ、こういう相手にしか出会えない自分がその程度ってことじゃないの?」ああああ~~! 婚活ウツとはこれか~~! 春先の私は、ベッドでのたうち回っていました。
出会いって、最初はランダムなんですよでも、違うんです。
出会いって最初はランダムなんです。
すごく素敵な人もいれば、とんでもないゴミもいます。
振り返れば素敵な男性もいました。
ワークライフバランスや、子育てのビジョンが合わないからお断りさせていただいた男性には、私なんかにはとてもとても……もっといい人と出会ってください! と、ひれ伏すような方もいらしたのです。
けれど疲れているときほど「とんでもないゴミ」の方が目につくんです。
そして自分を責めてしまう。
違うんです、最初のうちは、出会いってランダムなんですよ。
ゴミを踏むときもあれば、殿上人にも会えるのです。
それに気づいたのは、ゴミと殿上を行ったり来たりして、最後に居心地のいい相手を見つけてからでした。
ゴミを踏んでも楽しめる要素を準備しよう私は月に8人の男性と出会っていました。
来年夏までに婚約したかったので、それくらいスケジュールを詰めるしかなかったのです。
そうなると確率上、ゴミのようにマッチングし得ない相手にも出会います。
そのとき、「聞いてよ!ほんとひどくて!」とグチらせてくれる友人や知人がいました。
こうしてネットでコラムを書いている以上、私が具体的すぎる愚痴をバラまいてしまえば相手への名誉棄損になりかねません。
だからこそ、現実の婚活友達は強い味方でした。
さらに、婚活の場所は主に私から指定していました。
もともとグルメで、行きたい店リストがずらりと並んでいました。
たとえ出会いの質が悪くとも、ご飯が美味しければ十分ではありませんか。
オシャレすぎて近づけなかったT.Y.Harbor(https://www.tysons.jp/tyharbor/)やCICADA(https://www.tysons.jp/cicada/)に初入店を果たせたのも、婚活のおかげです。
おかげで婚活をしていたこの8か月、たいそうデブりましたが幸せです。
と、グルメへ視野を向けたところ婚活が楽しくなっていきました。
「私が悪いのか」「どうすればいいんだ」ではなくて「次はどこへ行こう」と思えるような婚活へ。
婚活をしているみなさんも、自分の行きたい場所を男性へ提案すれば、その日に得るものがあるんじゃないでしょうか。
あなたの出会いが自分を責める苦行から、行くのが楽しみなものへと変わりますように……。
(トイアンナ/ライター)